2016年4月29日

逆指値注文の簡略化

5月17日より、ダウンロード版の取引ツールSaxoTraderでFX取引を行う際にご利用いただける逆指値注文が簡略化されます。「ビッド逆指値」売り注文と「アスク逆指値」買い注文がなくなり、お客様の売買に応じて自動的に正しいサイドの注文が執行される「逆指値」注文方式に統一いたします。 今回の変更で、...

5月17日より、ダウンロード版の取引ツールSaxoTraderでFX取引を行う際にご利用いただける逆指値注文が簡略化されます。「ビッド逆指値」売り注文と「アスク逆指値」買い注文がなくなり、お客様の売買に応じて自動的に正しいサイドの注文が執行される「逆指値」注文方式に統一いたします。

今回の変更で、既に保有しているビッド逆指値およびアスク逆指値注文が即座に影響を受けることはありませんが、6月11日(土)には既存の注文も含め、新しい逆指値方式に完全に切り替わります。

  • ビッド逆指値での売り注文は、アスク逆指値に切り替わります。
  • アスク逆指値での買い注文は、ビッド逆指値に切り替わります。

なお、新しい逆指値方式に切り替わっても、指定した注文の価格は変わりません。

逆指値注文の執行について

今回の変更以降、逆指値注文はインターバンク取引の慣行に基づき執行されるようになります。

  • 買い注文はビッド価格(お客様から見た売値)が指定レートに達したら執行されます。
  • 売り注文はアスク価格(お客様から見た買値)が指定レートに達したら執行されます。

この新しい方式はインターバンク取引では長い間採用されている取引方式です。市場のボラティリティが急速に高まりビッド・アスクのスプレッドが突然拡大すると逆指値注文の指定価格に達してしまい、その結果として注文が早まって執行されるという場合がありますが、そのリスクを低減することができます。

なお、この方式はブラウザ版の取引ツールSaxoTraderGOで既に採用されている方式です。

逆指値注文の約定について

逆指値注文が指定した価格で執行されると、成行注文が発注され、その時点でついた最良価格で約定されます。

  • 買い注文はアスク価格(買値)で約定します。
  • 売り注文はビッド価格(売値)で約定します。

スプレッドの反対側で注文を執行することは、スリッページではありません。一時的なスプレッドの拡大により注文が執行されるのを防ぐ手段として、市場に実際の買い手または売り手が存在するときにのみ執行する方法であるとご理解ください。

逆指値が執行されると、成行注文が発注されます。成行注文は市場価格(±スプレッド)で執行されるため、スリッページが起こる場合があります。

例: スプレッドが拡大すると何が起こるのでしょうか?

典型的な例ですが、お客様がユーロ/米ドル(EURUSD)を1.0970でロング(買い持ち)しているとします。その後の相場は、次のようなシナリオで展開するとします。

 

このシナリオではビッド逆指値売り注文を1.0950で指定すると、お客様の注文は早まって執行されてしまうことなります。

しかし、実際の市場ではこの水準で取引は行われませんでした。これは、スプレッドが一時的に拡大したもののビッドとアスクの仲値に変化がなかったためです。このケースでは、ビッド価格が指定された水準に達した時点で逆指値注文が執行され、お客様のポジションは売却されます。その直後にスプレッドが元の幅に戻りお客様にとって有利に展開することになっても、それはお客様のポジションがスプレッドの一時的な拡大により手仕舞われた後となります。

もし逆指値注文をアスク価格1.0950で指定すれば、その注文は実際の市場で取引が成立した(売り手が存在した)1.0950で執行されます。もちろん、この時点でのアスク価格は指定された1.0950です。

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